小6で中学受験を決意した娘とのドタバタ受験体験記
受験勉強スタート。気になる家計と、楽しそうな娘
公立中高一貫校と私立中学、その両方を受験することになった娘。
期待もありましたが、それ以上に私たちの頭を悩ませていたのが金銭面でした。
正直なところ、
「家計的にはギリギリセーフ……?いや、アウトかも……?」
そんなラインを行ったり来たりしながら何とかやっていた気がします(笑)。
塾代に加え、模試代や教材費、受験料など、一月ざっくり5万円ほど出費は増えていました。これまで考えたこともなかった出費が次々に出ていくことに焦りはありましたが、なんとかなるものですね笑。
娘はもともと「勉強大好き!」というタイプではありません。
そんな娘が、自分の憧れる未来に少しだけ近づけたことを純粋に喜んで、
机に向き合う姿は親にとって何よりの励みになっていました。
塾は週2回。
1コマ90分で、基本は国語と算数の2教科です。
ただ、その日の状況によって理科や社会も見ていただけるなど、とても柔軟に対応してくださいました。
今思うと、時間のない小6受験生にとって本当にありがたかったです。
公立中高一貫校と私立中学受験はまったく別物だった
中学受験をほとんど知らずに足を踏み入れ、
「公立中高一貫校も私立中学も同じ受験」
だと思っていました。
ところが実はこの2つ、試験内容がまったく違うのです。
公立中高一貫校は「考える力」を見る
公立中高一貫校で出題されるのは「適性検査」と呼ばれるものです。
国語や算数という教科ごとのテストではなく、
- 文章を読み取る力
- 資料を分析する力
- 自分の考えをまとめる力
などが問われます。
一方で、
私立中学は、国語・算数・理科・社会といった教科ごとの学力試験です。
覚えるべき知識量も多く、問題演習をどれだけ積み重ねられるかが重要になります。
今振り返ると、小6からスタートした娘にとって、この二つを同時に対策するのはなかなか大変でした。
ただでさえ時間が足りないのに、
- 適性検査の勉強
- 教科学習
- 家庭学習
を並行して進めなければなりません。
前向きな娘に比べて、
親の方が何倍も不安だったかもしれません(笑)。
おすすめの家庭学習
まず、公立中高一貫校対策として取り組んでいたのが、『天声人語』でした。
最初の頃は、自分の考えを文章にまとめることにかなり苦戦していました。
何を書けばいいのか分からず、原稿用紙を前に固まってしまうことも。
それでも先生からポイントを教わりながら少しずつ練習を重ねるうちに、自分の意見を整理して書けるようになっていきました。
もう一つ、進研ゼミのオプション講座で中高一貫校対策(考える力・プラス)の受講も同時に始めたのですが、これも効果的だったと思います。作文の提出は毎月欠かさずしていました。
一方で、私立受験対策として塾長からおすすめされたのが『フラッシュDVD』でした。

歴史や地理の重要事項をテンポよく覚えられる教材で、特に時間のない娘にはぴったりだったと思います。
受験当日まで、我が家の車内ではこのDVDが流れ続けていました。
送迎中も買い物中も、とにかく流す(笑)。
おかげで下の子たちまで歴史上の人物や都道府県に妙に詳しくなった気がします。
振り返ると、我が家の受験は塾だけではなく、生活そのものが受験モードに変わっていった時期だったのかもしれません。
そしてやはり大事だったのは、家庭学習でした。
塾で教わる時間には限りがあります。
受験まで残された時間が少ない娘にとっては、家でどれだけ集中して勉強できるかが大きな鍵になっていたと思います。
私立志望校を見に行く
夏休みに入ると、娘の受験生活も本格化していきました。
塾のコマ数を増やし、自習室にも通いながら勉強を進める毎日。
そんな中で、私立中学の学校見学や説明会にも参加するようになりました。
それまで私たちにとって私立中学はほとんど未知の世界。
それぞれの学校にはっきりとした特色がありました。
教育方針や校風はもちろん、
「この考え方は我が家に合いそう」
「これは少し違うかな」
など、学校ごとの個性を感じられる時間はとても興味深いものでした。
そして毎回感心したのが、説明会でお話しされる先生方のプレゼン力です。
限られた時間の中で学校の魅力を伝え、保護者の心をつかむ話術は本当に見事でした。
気付けば私も、
「この学校、良いかも……」
と、すっかりその気になっていたことが何度もあります(笑)。
一方で、説明会にはもうひとつ密かな楽しみがありました。
それは保護者の皆さんの観察でした。
やはり私立中学ということもあって、お母様方のバッグや身につけているものはハイブランド率が高め。

もちろん私のようなごく普通の格好の方もたくさんいらっしゃいましたが、
「なるほど、こういう世界なのか」
と、教育にお金をかけられるご家庭の雰囲気を垣間見ることができたのも新鮮な経験でした。
受験勉強は大変でしたが、学校見学を重ねるたびに娘のモチベーションは高まっていきました。
パンフレットだけでは分からない学校の空気。
在校生の様子。
先生方の熱意。
それらを実際に見ることはやはり大事だなあと。
受験が少しずつ現実的な目標になっていったのです。
そして夏の終わり頃、娘はある学校に強く惹かれるようになっていました。
我が家の「私立第一志望校」が見えてきた瞬間でした。
模試の結果が伸び悩む現実‥
何かと忙しい夏休み中、娘は初めて適性検査型の模試を受けました。
受験会場には、どこか慣れた様子の子どもたちや保護者の姿。
私も娘も少し緊張しながら試験を終えました。
会場を後にした娘の第一声は、
「難しかった」
でした。
それを聞いて、
「やっぱりそうだよね」
というのが正直な感想でした。
受験勉強を始めてまだ数か月。
手応えを感じられるほど甘くないことは分かっていました。
後日結果を確認すると、成績はほぼ真ん中。
良くも悪くも、本当に真ん中でした。
もちろん本命校への道のりはまだまだ遠く、決して安心できる結果ではありません。
それでも私は、
「意外と健闘したんじゃないかな」
と思いました。
なぜなら娘の周りには、何年も勉強を積み重ねてきた子どもたちがいたからです。
特に首都圏の受験生は経験も知識も圧倒的。
そんな中で、つい数か月前まで中学受験とは無縁の生活を送っていた娘が真ん中の位置にいられたことは、決して悪い結果ではないように感じました。
もちろん本人は悔しかったと思います。
私も本命校との距離を改めて実感しました。
でも、この模試で得たものは大きかったと思います。
今の実力。
足りない部分。
そして受験当日までにやるべきこと。
それらがはっきり見えたと思います。
中学受験を決めた春は、ただ前だけを見て走り出した状態でした。
けれど、この夏の模試を終えてようやくスタートラインに立てた。
そんな気がしたのを今でも覚えています。



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